🆕 刻々変化するナイヤガラの滝 トレッキングツアー 2020 年9月11日

 昨日のツアーはナイヤガラの滝に行きました。天気は一昨日と続いて不安定な天気で、雨雲レーザーは全道的に雨雲ばかりです。毎日朝5時に起きてブログを更新して天気予報やライブカメラと巡って今日行くツアーの行き先を考えていますが、雨の時でもここなら雨が降らないで歩ける所を何ヶ所も見つけてあるので迷いません。ナイヤガラの滝はウッドチップが引いてある遊歩道の整備が良くて足元が良いので小雨程度なら折りたたみの傘を持っていけば大丈夫です。何より山の川で水温が低いので滝に向かって下降気流が降りてくるので滝の真上だけ晴れている事が多いです。昨日も滝に着くと同時に青空が見えて晴れてきました。
 この滝は今から30年前に川の岩盤が一夜にして落盤して崩落してできた滝です。横幅70m落盤したので、ナイヤガラの滝のようになりました。20年前に初めて見た時は垂直に切り立っていましたが、ここ数年の大雨で侵食されて崩落して、随分斜めの滝になりました。毎年雪解けの後に見に行く度に滝の形がかわっています。毎年変化する滝で30年後には全く無くなっているか、また後退して新たな滝になっているかもしれませんね。沢登り用の長靴で行くと滝の上部を歩けます。滝の上はグリーンタフの緑色凝灰岩になめ床になっています。エメラルドグリーンの水の色がきれいです。いつも沢登りで歩いている白老川や日本海側の積丹半島の神威岬、弁慶岬も緑色凝灰岩です。北海道の中でもこの地域だけ緑色凝灰岩が露出していますね。1500万年以上の海底深くで噴火した海底火山の火山灰が凝固した日本創生時代の珍しい岩盤ですが、もろいので侵食されやすいのです。緑色凝灰岩は水に濡れても滑らない特徴があるので、沢靴のフェルトと以上に相性が良く見事にグリップします。滝の上まで歩いて行けます。滝の上に立つと迫力満点で上から見るナイヤガラの滝はまた違う表情を見せてくれます。いつものように360度で写せるGoProMAXを使いビデオ撮影しました。ドローンで写したような上空や、滝の向こうから俯瞰したような不思議な映像を写す事ができます。今年から活用していますが、今までと違った映像を写せて楽しいカメラです。川の下流に降りて行くと上とは違う癒やしの空間で水面に写る周りの緑がきれいです。10月10日過ぎには素晴らしい紅葉が見る事ができます。真っ赤に染まる楓と滝の白い飛沫のコントラストが見事です。暑い夏も終わり来週から羊蹄山の紅葉が始まります。今月下旬から10月末まで紅葉のツアーが始まります。1年で1番色鮮やかな季節を一緒に歩きましょう。素晴らしい紅葉の絶景を案内します

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